2017年08月02日

【熊本城復旧記録】加藤神社から見た大小天守閣(14) 2017年8月〜

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【熊本城復旧記録】
加藤神社から見た大小天守閣(1) 2016年7月〜9月
加藤神社から見た大小天守閣(2) 2016年11月〜12月
加藤神社から見た大小天守閣(3) 2017年1月〜2月
加藤神社から見た大小天守閣(4) 2017年3月
加藤神社から見た大小天守閣(5) 2017年4月
加藤神社から見た大小天守閣(6) 2017年4月
加藤神社から見た大小天守閣(7) 2017年4月〜5月
加藤神社から見た大小天守閣(8) 2017年5月
加藤神社から見た大小天守閣(9) 2017年5月
加藤神社から見た大小天守閣(10) 2017年5月〜6月
加藤神社から見た大小天守閣(11) 2017年6月
加藤神社から見た大小天守閣(12) 2017年6月
加藤神社から見た大小天守閣(13) 2017年7月


つづき


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2017年8月1日撮影

熊本城大天守の最上階部分の解体が完了したのが、1ヶ月前の7月1日でした。

最上階がなくなり、約7メートルほど低くなりました。

大天守の高さ  29.5メートル−7メートル=22.5メートル
小天守の高さ  19.1メートル


解体前は10メートルほど高かった大天守ですが、今はあまり変わりません。

でも、今月から再建工事が始まります。

新しい鉄骨を組み、徐々に天守の形が見えるようになります。

解体はあっという間に終わりましたが、再建は時間がかかると思うので、どこまで変化がわかるかわかりませんが、しっかり見たいと思います。



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熊本城の大天守と小天守の瓦は合わせて約9万枚です。

今回の復旧工事で、瓦はすべて外します。

そのあと、一枚一枚手作業で掃除をします。

掃除というのは、金属のへらや先のとがった道具で、しっくいや土、汚れなど落とす作業です。

これを機械ではなく、人の手でひとつひとつやっていきます。

とても気の遠くなる作業ですが、機械ではダメだそうです。

天守の瓦は、いぶして炭素を定着されて、銀色の風合いを出す製法で造られているので、機械で洗うといぶし銀がなくなってしまうから、手作業で掃除をします。

この掃除によって、瓦の状態がよくわかり、再利用できるかどうか判断します。

私の見えないところで、地道な作業が行われています。

今の天守閣は昭和35年に再建されたもので、そのときもたくさんの人たちの手によって完成しました。

今回の復旧工事もたくさんの人の手によって再生されます。

昭和35年に生まれた命に、新たな命が加えられ、より強くなることでしょう。



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2017年8月7日撮影

大天守最上階(6階)の再建がはじまる前日の写真です。

熊日の2017年8月9日付けの記事によると、

8日、解体された大天守の再建工事が始まった。

来年の夏ごろに、以前と同じ形の最上階が完成。

再建する6階は以前と同じ鉄骨造り。

コンクリートの床の上に鉄骨を設置するなどして、耐震化を図る。



熊本城の天守って鉄筋コンクリートじゃないの? という方もいるかもしれませんが・・・。

昭和35年(1960年)に、熊本市は1億8000万円の費用をかけ、鉄筋コンクリート造りで復元。

はい、鉄筋です。しかし、大天守は3層6階地下1階で、1層、2層部分は鉄筋で、3層は鉄骨なんです。

だから、今回も3層部分の最上階は鉄骨なんですね。



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2017年8月7日撮影

西出丸に瓦を発見!

これは新しいのかな?

昭和35年に天守が復元されたとき、『瓦募金』というのがありました。

瓦募金とは、瓦1枚を寄付する形で決まった額を払い、名前や住所を瓦に書いたもの。

平瓦、丸瓦が100円、かけ瓦が200円、鬼瓦が3000円と瓦によって募金額が決められていました。

地震で瓦が落ち、それらの瓦の裏には墨で名前や住所が書かれていました。

今回の修復工事で、もし以前のように瓦募金があればしようと思っていました。

自分の名前が瓦の裏に書かれ、それが天守に乗るなんて嬉しいし、こんな幸せなことはないので。

でも、西出丸で瓦は見つけたけど、瓦募金の話しは今のところ出ておらず・・・。

今回はやらないのかな? やってほしいなぁ。



つづく

posted by 夢子 at 11:04 | 2016年熊本地震後の復旧熊本城