多彩な栄養価により、欧米でも注目を集めるヘルシーな食材
大豆は、私たち日本人の生活にはなくてはならない食材です。薄茶色の乾燥した豆としてだけでなく、枝豆やもやしなど、様々な形で広く食されています。わが国には古く弥生時代に大陸から持ち込まれ、盛んに栽培されるようになりましたが、その様子は「古事記」や「日本書紀」などに記録として残っているほどです。
大豆は、「畑の肉」とも呼ばれるように、良質なたんぱく質を豊富に含んでいます。長い間、肉を食さなかった日本人の貴重なたんぱく源として、煮たり、煎ったりするほか、納豆や豆腐、きなこなどの加工品として、さらに、醤油や味噌といった調味料として、料理に豊かな風味を与え、私たちの食生活を支えてきました。
そんな大豆は、栄養価も多彩。たんぱく質の他にも食物繊維やビタミン、カルシウム、レシチン、サポニンなど様々で、最近では、ヘルシー志向が進む欧米でも大きな関心を集めるようになりました。中でも、大きな注目を集めているのが「イソフラボン」です。
大豆や大豆食品に含まれる「イソフラボン」
イソフラボンはフラボノイドの一種で、大豆の胚芽部分に含まれる成分でする
女性ホルモンであるエストロゲンとよく似た働きがあるといわれており、閉経後に女性ホルモンの分泌が低下することで起こる様々な体の不調や、エストロゲンが関わっていると考えられる骨粗しょう症などにも関わりのある成分です。
イソフラボンは大豆そのものはもちろん、大豆でつくられた食品にも含まれています。
私たちが毎日、何気なく食べてきたものの中に、長寿大国日本を支える重要な秘密が隠されていたのは驚きです。この機会に日本の伝統食「大豆」に、改めて注目してみたいものです。




